2010年4月21日水曜日

属国魂

縁あってここ(時代と場所)に生まれてきたと思う。東洋か西洋かどっちつかずの中途半端を思わせるこの国に。先の大戦時の隣国の迷惑を顧みない空威張り的態度、敗戦後から今に至る米国に隷属する卑屈な政治的態度まで中途半端な行動に溢れているこの国に。この国を象徴する歴代首相の優柔不断さと決められなさに自分と相通ずるものを以前から感じていた。マスコミには不甲斐なさをなじる言動に溢れているが唾は全部自分の顔にかかっている。恥ずかしながらあらゆる面で自分自身とも相似形を為していると感じる。霊学では自分を知りたければ外を見よ。宇宙を知ろうと思ったら自分の中に沈潜する必要があるという。このブログタイトルにもあるとおり自分も十分過ぎるほど中途半端な生活を送る人間である。今度の日曜日(4月25日)に沖縄で超党派による十万人規模の米軍に対する県民総決起集会が開かれるという。日本が独立国なのかどうかこれでまたはっきりする。飛行機を操縦する人は常に現在地を把握していなければならないが高速で移動している為、自分の位置を把握したときには既にその地点にはいない。よくよく考えて見れば個々人の人生生活にも全く同じことが言えるだろう。硬い嘴と鋭い爪、柔らかい羽毛を持って大空を鷲座のように飛び続けることが出来るものは幸いである。墜落すれば硬い殻に覆われ、尻尾に毒針と鋏を持って地面を這い蹲る蠍座になってしまう。

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